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- Allegro molto ニ長調 4/4 ソナタ形式
- Adagio ト長調 2/4 二部形式
- Menuetto ニ長調 3/4
■作曲 1763年11月30日~1764年2月1日 パリ
王女ヴィクトワールのための作品1の2。
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第2番。
当時パリで活躍していたドイツ系の作曲家ショーベルト(Johann Schobert, 1735? -67)を手本にして書かれた。
メヌエットは「ナンネルの楽譜帳」に父の手で書かれ、1763年11月30日(パリ)の日付がある。
第1楽章に「ロンドン小曲集」K.15tで現われる旋律が既に使われている。
ショーベルトについて、父レオポルトはひどく嫌っていたが、少年モーツァルトは深く永続する影響を受けた。
Menuet K7 By Wolfgang Amadeus Mozart
20年後のモーツァルトが、緊張、エネルギー、力においてヨーハン・ショーベルトを百倍も凌駕しているように、少年モーツァルトは百倍も劣っているのであ る。
ショーベルトの芸術は、8歳の少年が理解したり模倣したりしえないような、深みと予想外のものを持っている。
そして、ショーベルトはシュレージエン人で、ポーランドとの国境付近の出身だったので、しばしば民族的な魅力を持つポロネーズを(たいていは中間楽章とし て)書いたが、幼いモーツァルトはそれに対してカンタービレな、メロディーの点では特性のないメヌエットを対立させることしかできなかった。
もちろんモーツァルトもニ長調ソナタ(K.7)のアダージョのような、魂の奥底から流れ出た楽章を書くこともあった。
ここでは安らかに流れて行く低音の上でピアノが夢見るようなメロディーを歌い、チェロの音域のなかでは三連音符でかすかに叩くような音がする、そしてヴァ イオリンは各小節に優しい囁きを投げかける。アインシュタイン(浅井真男訳)「その人間と作品」白水社 pp.166-167
http://uk.youtube.com/watch
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HN:
Wolfgang Amadeus Mozart
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/07/18
職業:
会社員
趣味:
クラシック音楽
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