忍者ブログ
ADMINWRITE
モーツアルトの名曲を紹介してまいります
[18]  [36]  [37]  [19]  [20]  [21]  [22]  [24]  [25
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Sonata for piano and violin, in B flat

第1楽章 Allegro 変ロ長調 4/4 ソナタ形式
第2楽章 Andante grazioso ヘ長調 3/4 二部形式
第3楽章 Menuetto 変ロ長調(トリオは変ロ短調)

■編成 p, vn

■作曲 1763年11月21日~64年1月 パリ

1764年4月にド・テッセ伯爵夫人(Adrienne-Catherine Comtesse de Tesse, 1712 -57)に「作品2」として贈った2曲(K.8 と K.9)のソナタの第1。 ピアノとヴァイオリンのためのソナタとしては第3番にあたる。
ただし「ピアノとヴァイオリンのための」は正しくなく、伯爵夫人への献辞には「ヴァイオリンの伴奏で演奏できるクラヴサンのためのソナタ」となっている。
モーツァルト一家がパリ滞在中、世話になっていたグリム(Johann Friedrich Melchior von Grimm, 1723 - 1807)が献辞の文を書いたが、最初それを伯爵夫人が受け付けなかったので、献辞を書き直したという。
そのせいで、この曲の版刻(印刷)が遅れたという逸話が残っている。
なお、「作品2」というのは父レオポルトが1768年以前に書き残した「ヴォルフガングの作品目録」に記載されているもので、後世がつけたものではない。
なお、その目録には K.6 から K.47b までの作品が並んでいて、そのうち作品番号のあるものは「作品4」までしか付けられていない。

モーツァルト一家がパリに滞在したとき、多くの知識人や貴族と出会っているが、その中にブルボン王家の系統をひく大貴族コンティ公(Louis Francois de Bourbon, Prince de Conti, 1717 -76)がいた。
ド・テッセ伯爵夫人はそのコンティ公の寵姫だった。

この「作品2」にふさわしい有名な絵がある。
それは1763年にカルモンテル(Carmontel、本名 Louis Carrogis, 1716 - 1806)によって描かれたパリで合奏するモーツァルト一家の水彩画である。
この絵について、1764年4月1日の手紙で、父レオポルトは「ヴォルフガングがクラヴィーアを弾き、私はうしろに立ってヴァイオリンを弾き、ナンネルは片腕でクラヴサンに寄りかかり、歌っているふりをしている」と書き残している。


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
フリーエリア
最新コメント
[10/04 エリック]
[10/02 ともも☆彡]
[04/27 梶庄]
[04/26 しんた]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Wolfgang Amadeus Mozart
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/07/18
職業:
会社員
趣味:
クラシック音楽
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ モーツアルト 動画 大全集 ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]